水蒸気蒸留法

香りの取り出し方 

 精油を作る方法は、様々あります。柑橘類の精油で多く用いられる圧搾法や花から抽出する有機溶剤抽出法、木材などで用いられる水蒸気蒸留法などがあります。それぞれの抽出方法に一長一短があります。
 

蒸留法

LCでは、水蒸気蒸留法(熱水蒸留法含む)を用いて、主に日向夏などの柑橘類から精油を抽出しています。
蒸留仕組み
水蒸気蒸留法では、大きく2つの長所があります。

保存性  

1つは、圧搾法と比べて不純物を取り除いた綺麗な精油が抽出できることです。柑橘の精油は圧搾法の場合、保存期間は開封から半年以内とも言われていますが、水蒸気蒸留法の場合は酸化以外の要因での劣化が抑えられるため、圧搾法に比べて長期間保管することができます。

光毒性フリー

 また1つは、フロクマリン類を取り除くことができることです。
フロクマリン類とは、紫外線にあたると肌にシミを作る(光毒性)原因となる物質で、柑橘類の精油の多くに含まれています。このフロクマリン類のため、多くの圧搾法で抽出した柑橘類の精油は肌に使う場合は、希釈した場合でも注意が必要となります。
 しかし、水蒸気蒸留法で抽出する精油の場合は、フロクマリン類は含みません。そのため、化粧品の基材として光毒性を心配せずに安心して使うことがきでます。